歌詞解説『Pluto's Song』ー童謡『Bingo』と比較してみよう
いつも「EDW」なのか「DEW」なのか「DWE」なのか分からなくなるブログ主です。今日もよろしくお願いします。
このところずっとヨガボールで揺らさないと寝ない子でしたが、一人で寝れるよう、ベッド放置プレイという名の「寝んトレ」を始めました。ギャン泣きを見守るのは心が痛む。。早く独り寝ができるようになりますように( -ω-)m
さて、今日も歌詞解説を進めていきたいと思います。今日はBook1の『Pluto's Song』です。出た! ミッキーの飼い犬「プルート」。グーフィーとは異なり、なぜか「Arf! Arf!」としか話せない「プルート」。そんなプルートが、私は大好きです。
(1)『Bingo』と比較してみよう
この歌は、英語の童謡『BIngo』をオマージュした曲です。共に、飼い犬の名前が一文字ずつ拍手(clap)に置き換わっていくという仕組みになっています。
歌詞を比較していきましょう。『Bingo』では
There was a farmer had a dog,
and Bingo was his name-o.
一方、『Pluto's Song』では、
Mickey Mouse has a dog,
And his name is Pluto.
となっています。
『Bingo』の歌詞は何だか分かりづらいですね。それもそのはず、この文章、実は文法的に間違っているのです。正しくは
・There was a farmer who had a dog(犬を飼う農夫がいました)
なのですが、リズムに合わないためか、この「who」が消されてしまっているのです。さらに、2フレーズ目にも「name-o」という見慣れない単語が…。
これは、リズムを合わせると同時に、その後に続く「B-I-N-G-O」の語尾の発音に合わせる(韻を踏む)ため、「name」に無理やり「-o」を付けたのだと考えられます。もちろん上級者になるためには、こういった砕けた英語も理解する必要がありますが、最初は、やはり綺麗な英語に触れさせたいですよね。
一方で『Pluto's Song』は、非常に単純な英文法で作られています。過去形ではなく現在形ですし、関係代名詞も使われていません。難しい点といえば、初登場の「三単現のs」くらいでしょう。
非ネイティブにとって「三単現のs」は、ついつい忘れてしまう約束事です。特にspeakingの際は、脱落することが多いでしょう。それを防ぐためなのか、Book3の『Mickey Mouse's House』やBook9の『The Juggler's Jig』では、「s」の付かないパターン(主語が「I」)と付くパターン(主語が「He」)を続けて歌ってくれています。そうすることで、「三単現のs」を自然と身につけられるようになるのでしょう。よくできていますね!
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ちなみに私は、この曲に出会うまで『Bingo』を全く知らなかったのですが、その事を妻に話すと、死ぬほどビックリされました。日本人の『Bingo』の知名度ってどれくらいなんだろう。。
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英語解説の際、私は以下の書籍を参考にしています。
500円という破格の値段にもかかわらず、英文法のエッセンスが詰め込まれている名作です。Kindle Unlimitedを利用されている方は、無料で参照することも可能です。ぜひお手元に置かれることをお勧めします。
それではまた次回。