歌詞解説『Let's Clap For Mickey』ー「Let」を深堀り
娘が全然寝付かない時は、彼女の耳元で『Hush! Hush!』をエンドレスで流すことにしているブログ主です。今日もよろしくお願いします。もちろん、効果ないですけどね…（疲弊）。
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本日も、DWEの歌詞解説を行っていきたいと思います。
DWEには、重複を除いても150曲以上の曲が含まれています。これらの歌詞を読むと、ストーリーに沿いながらも、きちんと基本の文法・構文が取り入れられていることに気づきます。つまり、楽しみながら歌を歌っているうちに、自然と正しい英語を身につけられるような構造となっているのです。
今日取り上げる曲は、Book1の『Let's Clap For Mickey』です。英単語のスペルを帽子に放り込むと、その英語を実体化できるというMickey Magician。間違いなく具現化系能力の使い手でしょう。拍手せざるを得ません。ぜひ、「LOVE」や「PEACE」も具現化してほしいものです。
（1）「Let」のコアイメージは「許可」
Let's Clap For Mickey
「〜をしましょう！」の「Let's」が初登場です。 「Let's」は「Let us」の短縮形です。この「Let」のコアとなる意味は「許可」です。人にOKを出して行動させる「使役動詞」なのです。例えば、
- She let me pay.
という例文を見てみましょう。これは、食後に
彼氏「俺が払うよ！」
彼女「いやいや、ここは私が…」
と共に「私が支払いたい」という気持ちを持った上で、彼女が「じゃあ今回はあなたにおごらせてあげよう」と「許可」を与えているシチュエーションで登場するフレーズです。
一方、使役動詞として「make」もよく使われます。しかしこれは逆に、「強制」の意味を持ちます。例えば
- She made me pay.
の場合、「おごりたくないけど、しぶしぶ彼女に支払わされた」というニュアンスを持ちます。どちらも「私が支払った」という事実は同じなのですが、払う際の「気持ち」が全然違うのです。
（『100語で伝わる 魔法の英単語ランキング』より引用）
（2）「Let」を用いた他の例文
「Let」を使った他の例文には次のようなものがあります。どれも日常会話に頻出するフレーズなので、反射的に口から出せるようにしたいですね。
- Please let me in.（中に入れてよ）
- Please let me know. （知らせてね）
・Please Let me know if you have any questions.（質問があれば教えてね）
- Let me tell you something.（ちょっと言わせて）
- Let me see…（見せてよ、えーっと）
（3）「Let it go」とは
『アナと雪の女王』のテーマ曲『Let it go』。
歌詞としては覚えているけど、その意味は少し捉えづらいですよね。このitは「エルサが持つ、雪や氷を作り操る魔力」、goは「離れていく⇒解き放つ」を意味します。つまり、「自分の力を解き放そう⇒ありのままの姿を見せる」となるのです。
一般的に「let it go」は、「何もしない」「放っておけ」という時に使います。
- I guess you should just let it go. （放っておいた方がいいと思うよ）
（4）Let's以外の勧誘表現
こちらの過去記事では、 Let's以外の勧誘表現として、
- Why don’t we〜?
- Would you like to〜?
- Shall we〜?
- What do you say?
なども取り上げていますので、ぜひチェックしてみてください。
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英語解説の際、私は以下の書籍を参考にしています。
500円という破格の値段にもかかわらず、英文法のエッセンスが詰め込まれている名作です。Kindle Unlimitedを利用されている方は、無料で参照することも可能です。ぜひお手元に置かれることをお勧めします。
それではまた次回。
